最悪の立ち上がりから逆転 サンフレッチェ広島、ACLEジョホール戦でグループリーグ突破

サンフレッチェ広島観戦記

サンフレッチェ広島は、Jリーグ開幕戦の勝利の余韻が冷めやらぬ中、ACLE第7節でジョホールをホームに迎え、2-1で勝利しました。

グループリーグは昨年のうちに6試合を消化し3位。上位8チームが決勝トーナメントへ進出でき、この試合を含めて残り2試合という状況でした。勝利すれば決勝トーナメント進出が決定し、他会場の結果次第ではTOP4フィニッシュが確定する重要な一戦でした。
TOP4に入れば、次の決勝トーナメントラウンド16の第2戦をホームで戦えるためにできれば入りたいです。

試合は開始早々にミスから失点する苦しい展開となりましたが、前半15分に相手のハンドでPKを獲得し、さらに退場者も出たことで長い時間を数的優位で戦うことに。
そのPKを鈴木選手が決めて同点に追いつくと、後半開始早々のFKから再び鈴木選手が決めて逆転。そのまま2-1で逃げ切り、グループリーグ突破を決めました。

スタメンはJリーグ開幕戦がベースで、左WBが東選手→前田選手、シャドーが小原選手→中村選手という変更のみでした。

荒木選手、佐々木選手が怪我で不在の中、塩谷選手は引き続きフル稼働。ボランチの2枚も代えが効かず、ここは今後の過密日程を考えると不安材料です。
左サイドでは前田選手が起用されました。本職は一列前の印象でしたが、今季はサイドでの起用も増えそうですね。

右は不動の中野選手。高さ、強さ、ロングスローと代えが利きません。
前線は鈴木選手は勿論外せず、加藤選手も連続スタメン。プレスの強度やボールの引き出しが、ガウル監督から高く評価されている印象です。

試合は最悪の入りでした。前半3分、相手GKのキックの処理でミスが出て、そのままGKとの1対1を決め切られて失点。

山崎選手はこの場面以外は安定していましたが、今後荒木選手が復帰してくる中で、こうしたミスは減らしていきたいところ。パスの出し手としての能力は荒木選手と違いを出せると思いますがやっぱり以下に失点を防げるかが大事ですからね

前半15分、中野選手のロングスローからチャンスが生まれます。混戦の中で前田選手がヘディングで狙ったボールを、相手フィールドプレイヤーがハンドでブロック。
2010年W杯準々決勝のスアレスを思い出すようなプレーでしたが、PK獲得に加えて退場処分。残り75分を10人で戦う選択は、さすがにリスクが大きすぎたように思います。このシーンですが加藤選手が相手GKとボールへしっかり詰めたのもポイントでしたよね。あのおかげでGKがキャッチングを選択できませんでした。

このPKを鈴木選手が落ち着いて決め、同点に追いつきました。

数的優位となった広島はボールを保持し、攻めどころを探す展開に。ジョホールは人数をかけて守り、少ない人数でカウンターを狙う形でした。

カウンターからヒヤッとする場面はありましたが、枠内シュートは許さず。
今季の広島は、サイドで持っても簡単にクロスを上げないのが特徴ですね。中野選手が内側に絞り、そのスペースを中村選手が使う形もこの試合で多く見られました。

後半は最高の入りでした。塩谷選手が右サイドでドリブル突破を仕掛けてFKを獲得。
前田選手が蹴ったシュート性のクロスに、鈴木選手が中で合わせて逆転に成功します。

早い時間で逆転できたことで試合の主導権を握りましたが、相手は無理に前に出てこず、1点差のまま時間が進む展開に。
カウンター一発で同点の可能性もあり、最後まで緊張感はありましたが、冷静に試合を運び切りました。

この試合のMVPは文句なしで鈴木選手。PKとFKからの2得点に絡む活躍で、完全に外せない存在になっています。

相手が引いた中でも、ポケットを取ったり前に張ったりと攻撃に貢献。
このままゴールを量産してほしい反面、活躍しすぎると夏の海外移籍がちらつくのが悩ましいところです。加藤選手を含め、他のFW陣にも早くゴールが欲しいですね。

ACLもしっかり勝ち切り、次は中3日でファジアーノ岡山戦。
岡山も引いて守ってカウンターを狙うチームになる可能性が高く、今回の試合は良いシミュレーションになったと思います。

ただ、開幕から中3日で3試合目。最大の敵はやはり疲労です。

得点こそなかったものの、後半から出場したジャーメイン選手はシュートまで持ち込めており、内容は悪くなかった印象です。
完全休養だった小原選手が戻るのか、それともジャーメイン選手を続けて使うのかは注目ポイント。

中野選手との連携を考えると、スタートは小原選手が有力かもしれません。
いずれにせよ、鈴木選手以外の前線からそろそろゴールが生まれてほしいところ。
注目は両シャドーの起用と活躍ですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました